島根県益田市 電力リバースオークション第2弾結果公表
~公共施設を対象とした脱炭素電力調達に電力リバースオークション「エネオク」を活用〜
株式会社エナーバンク(代表取締役:村中 健⼀、本社:東京都中央区)は、島根県益田市より益田市公共施設の電力契約に係るリバースオークション運営業務委託を受託しました。当社が運営する電⼒リバースオークションサービス「エネオク」のデジタルソリューションを活用し、2020年度に引き続き、益田市公共施設の脱炭素電力調達を支援し、調達コストを抑制しつつCO2排出量ゼロの電力調達を実現しました。
益田市では、入札等により公共施設の電力コストの抑制を図っており、令和2年度には、地方自治体として全国初めて、当社のリバースオークション方式による「エネオク」を活用して電力調達を試行的に実施し、36件の電力受給契約について、電力コスト抑制と温暖化対策を同時に実現しました。
今回の取組では、当社が運営する電⼒リバースオークションサービス「エネオク」を活用して、益田市様所有の公共施設に係る電力需給契約438件(高圧34件・低圧404件)の電力コストを抑制しつつCO2排出量ゼロの電力調達を支援しました。
▶益田市『益田市電力リバースオークション第2弾』の実施結果について:
https://www.city.masuda.lg.jp/soshikikarasagasu/fukushikankyobu/kankyoeiseika/1_1/8353.html
- 公共施設における入札不調への対応
2021年10月以降、慢性的な供給力不足や世界的な燃料価格の高騰による影響で卸電力市場の高値が続きました。こうした状況において従来の固定単価型の料金体系では価格転嫁できないため、市場連動型や独自の燃調費調整を導入するメニューを提案する小売電気事業者が増加しています。
国内の電気料金が高騰している中で、多くの自治体が電力調達において入札不調が続いていることを考慮し、入札金額の算定方法を従来の固定単価型のみに限定せず、固定単価型・市場連動型とも提示可能なグループに分割して、複数のオークションを実施しました。
結果として、オークション全体で予定価格の約5.8%の価格抑制しつつ、実質再エネ電力調達に切り替えることができました。また、調整後排出係数ゼロの電力供給となるため、約4,230t-CO2のCO2排出量の削減が期待されます。
- 今後の展開
再エネ電力は、通常の電力より再生可能エネルギー由来の電力の比率が向上する分、通常の電力よりコストアップする傾向にありますが、他社の入札価格を見ながら再入札可能な電力リバースオークション「エネオク」を活用することで、事業者は再エネ電力の調達をより適正価格で実現することが可能となります。
また、電力市場高騰後、需要家の電力調達の難易度が高まっており、市場連動や独自燃料調整費など電気料金体系も複雑性を増しているなかで、当社のデジタルソリューションを活用して円滑な電力調達を支援していきます。
今後は、本プロジェクトに参加していただく自治体を増やしながら、自治体と連携して「エネオク」または「グリーンチケット」を活用した再エネ電力調達の促進を図るとともに、コストを抑制した再エネ電力の導入支援を行います。
当社は、デジタルソリューションを活用することによる効率的・効果的なグリーン化を推進し、ゼロカーボンシティ実現に向けた地方自治体の率先した取組を支援してまいります。
◎自治体様向けゼロカーボンシティ実現支援サービスサイト
https://www.enerbank.co.jp/zero-carbon-city
■本件に関するお問合せは下記窓⼝からご連絡ください。
・地方⾃治体関係者様 https://form.run/@RE-guide1
・⼩売電気事業者様 https://form.run/@RE-guide2
・再エネ電力導入をご検討の⺠間事業者様 https://form.run/@RE-guide3
■会社概要
株式会社エナーバンク
共同創業者代表取締役:村中 健⼀
共同創業者取締役COO:佐藤 丞吾(首都圏再エネ共同購入プロジェクト責任者)
共同創業者取締役CTO:関根 大輔
所在地:103-0027 東京都中央区日本橋2丁目1-17丹生ビル2階
設立:2018年7月
事業内容:電力オークション「エネオク」の開発、運営
環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」の企画、販売
太陽光発電設備導入支援事業「ソラレコ」の企画、開発、運営
グリーン電力証書発行事業者 事業者コードA65
非化石価値取引会員番号 Q96
電話:03-6868-8463
URL: https://www.enerbank.co.jp/