兵庫県加西市役所様ご担当者様へのインタビュー
市役所等公共施設まるごと電力リバースオークション採用 高圧RE30・低圧RE100としつつ、電気料金約3.7%削減を実現
2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すゼロ・カーボンシティに積極的に取り組む兵庫県加西市が、市内の公共施設を電力のリバースオークションを活用し、まるごと再エネ電力のプランに切り替えた担当者である山下様(管財課)、田中様(環境課)に導入に至った経緯や、実際に利用した感想をCOO佐藤がインタビューを行いました。
なぜエネオクに興味を持たれたのですか?
加西市では今年2月にゼロカーボンシティ宣言を出しまして、公共施設への再エネ電力の導入の検討も必要になっていました。今年(2021年)10月の契約切替に向けて準備をしていた矢先に、エネオクのことを知り、話を聞いてみようと考えました。
なぜエネオクを利用しようと考えたのでしょうか?
加西市に入札資格登録をしている小売電気事業者が当時4社しかおらず、営業にきていたのも2社しかいなかった。公平公正に事業者を選定するためには、従来の方法では難しいと考えていたのですが、エネオクには既に30社以上のパートナーがいるということや他の官公庁自治体の採用実績からも、より多くの小売電気事業者に参加してもらえると考えました。
参考:環境省「公的機関のための再エネ調達実践ガイド」に“エネオク”が掲載
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000038798.html
はじめてサービス紹介したのが5月中頃で、5月末には導入方針が決まっていました。なぜこのようにスピーディーに決断できたのでしょうか?
今年10月には契約更新しなければいけない中で、もう時間がなく、ちょうどよくそのタイミングでより公平公正に小売電気事業者を選定できるサービスに出会え、すぐに市長にもかけあって意思決定しました。
エネオクを使ってみた感想はいかがでしたでしょうか?
過去の料金明細書を集めるだけで、あとはすべてエナーバンク側で段取りをしてくれたので、非常に助かりました。自分たちですべて入札段取りを行うよりも圧倒的に手間が少なかったです。
結果も7社が新たに入札資格登録をして入札に参加してもらえ、再エネ比率を高めつつ、さらに電気料金3.7%が下がったのでとても満足しています。
エネオクを活用した場合の電力調達プロセス
今回低圧は再エネ100%達成した一方で、高圧は30%となっています。3年後の契約見直しに向けてどのような取り組みを考えていますか。
将来的には再エネ電力の地産地消という取り組みを行っていきたいと考えています。特定地域での分散型電源ネットワーク事業や公共施設への太陽光・蓄電池設置といった事業のほか、公用車へのEV車両の導入などもあわせて考えていきたいと考えています。
また、ゼロカーボンシティ実現に向けて、民間部門での脱炭素化促進の取り組みも今後検討していきたいと考えています。
インタビュー 共同創業者取締役COO 佐藤)
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